・Linux(KNOPPIX)インストール方法について 【STEP1】 isoイメージファイル(CDやDVDの状態が保存されているファイル.*.iso,*.img等 )を KNOPPIX Japanese Edition 等からダウンロードする.(適用PCがCDのみ使用可ならばCD版をダウンロードする.) 【STEP2】 Linux使用するPCにてDVD or CD-Rに焼く. (適用PCがCDのみ使用可ならばCD版を焼く.このとき適用PCのCDドライブに適合した倍速で焼くこと.) ISOイメージファイルをCD-Rに焼く. ただし,ただのデータとして焼いてしまうと ISOイメージファイルがそのまま入ってるだけの CD-R になってしまう. (この場合,焼いたCD-Rの中身を見ると,元のISOイメージファイルが1つだけ表示される.) 例えば,Windows対応のCD書込みフリーソフトのDeepBurner等を用いて,ISOイメージ書込みする. 注)ダウンロードのページでダウンロードできる.プロ(有料)版とフリー(無料)版があるので注意. 【STEP3】 STEP2にて作成したCDを用いて起動(予めBIOS設定にてCDを優先しておく.) Linux起動したら,画面左下のアイコンをクリック→システムツール→KNOPPIX HD Installをクリック. 指示に従い,ハードディスクにLinuxをインストールする. 【STEP4】 ブラウザの設定(ホームページの設定)を行う. Linux再起動したら,画面左下のアイコン(Web Browser)をクリックし,Iceweasel(ブラウザ)を起動. 右上のGoogleでホームページにしたいページを検索. Iceweaselのメニューから[編集]→[設定]→[一般]→[ホームページ]にて [現在のページを使用]をクリックして閉じる. javascriptの抑制の無効化をやめるには,Iceweaselのメニューにて [ツール]→[アドオン]→[拡張機能]→[No script]の無効化ボタンをクリック. 【STEP5】 Flash Playerのインストールを行う. Flash PlayerのホームページからLinux用tar.gzファイルをダウンロードしてデスクトップ等に保管. その後,逆クリック等で展開して得たlibflashplayer.soを,/tempフォルダ等にコピーしておく. 画面左下のアイコン(Terminal emulator)を起動. suとEnter入力し,スーパーユーザーに切替る. cdコマンドで/tempフォルダに移動後 cp libflashplayer.so ../usr/lib/mozilla/plugins とEnter入力し/usr/lib/mozilla/pluginsにlibflashplayer.soをコピーする. (上記はknoppix ver 6.0.1の場合,他のversionでは,フォルダの名称・位置等が変わる可能性がある.) iceweaselを再起動する. 【STEP6】 メモリが少なければ, 『スワップファイルの作成』の欄を参照して スワップファイル作成する. 【STEP7】 Chromium-browser等のインストール準備 システムツールのSynaptic Package Managerを起動する. /etc/aptフォルダ内のsources.listファイルをLeafPad等を用いて開く. chromium-browserが格納されている deb http://ftp.de.debian.org/debian squeeze main deb http://ftp.de.debian.org/debian sid main を追記して上書き保存する. 上書きできないときは,terminal emulatorにてsuコマンドにてスーパーユーザとなった後 cdで/etc/aptに移動し,sources.listのパーミッションをchmodにて変更してから上書き保存する. また,Synaptic Package Manager起動時にエラーが生じていたら deb http://ftp.jp.debian.org/debian unstable main contrib non-free deb http://ftp.jp.debian.org/debian lenny main contrib non-free に対して # deb http://ftp.jp.debian.org/debian unstable main contrib non-free # deb http://ftp.jp.debian.org/debian lenny main contrib non-free のように頭に#を付加してREM化して上書き保存する. 【STEP8】 Chromium-browser等のインストール システムツールのSynaptic Package Managerを再度起動する. Reloadボタンをクリック後,World Wide Webの chromium-browser chromium-browser-l1 をマーク後,Applyボタンをクリック. 途中で何か聞かれたら,NOT AUTHENTICATEDを選択しインストール完了するまで待つ. thai fontを用いる場合は,同様にfontの欄から t1-thai-arundina t1-thai-tlwg ttf-thai-tlug ttf-thai-arundina xfonts-thai 等のタイ語のfontをマークして,Applyボタンをクリックしてインストールを行う. ・現状のメモリやスワップファイルの状況の確認 Terminal emulatorにてtopコマンドを入力すると,現状のメモリやスワップファイルの状況が観測できる. totalが全容量,usedが現在使用中の容量,freeが残っている容量. freeコマンドで確認しても良いかもしれない. ・スワップファイルの作成 Terminal emulatorにてsuコマンドにてスーパーユーザに切替後, egrep "(MemTotal|SwapTotal)" /proc/meminfo にてswapfileの容量を確認できる. /mnt/sda1フォルダにcdコマンド等で移動する. (sda1フォルダなかったので,mkdirコマンドでsda1フォルダ作成した.) dd if=/dev/zero of=swapfile bs=1M count=750 mkswap swapfile swapon swapfile にてswapfileを作成する.(上記のcount後の750は750MBを表す.) egrep "(MemTotal|SwapTotal)" /proc/meminfo にてswapfileの容量が増加していることを確認できる. swapfileの容量増加後,少し動作が軽快になったような気がする. このままだと,再起動後に swapon swapfile が必要. terminal emulatorにてsuコマンドにてスーパーユーザとなった後 /etc/fstab のパーミッションをchmodにて変更後,Leafpad等にて開き /mnt/sda1/swapfile swap swap defaults 0 0 と追記して保存すると,次回起動後から自動的にswaponされる. USBメモリにswapfile作成することも可能.(Buffalo RUF2-PS2G-WHにて実証.) 先ず,knoppixを起動し,USBメモリを挿入. PCMan Manager起動すると認識していることを確認できる. (USBメモリのフォルダは/media/sda1だった.) Terminal Emulaterを起動しsuコマンドでスーパーユーザに変更後 cdコマンドにて/media/sda1に移動. dd if=/dev/zero of=swap1 bs=1M count=1600 等を入力してスワップファイルを作成する. 既に別のスワップファイルが動作しているのであれば,swapoffコマンドで そのスワップファイルを止める. その後,ハードディスク内にスワップファイル作成した際と同様に mkswap swap1 swapon swap1 にてswap1をスワップファイルとして動作させることができる. knoppix起動時に自動的にswap1を動作させる場合は /etc/fstab のパーミッションをchmodにて変更後,Leafpad等にて開き /media/sda1/swap1 swap swap defaults 0 0 と追記して保存すると,次回起動後から自動的にswaponされる. (ハードディスク内の他のスワップファイルを自動的にswaponする記述があった場合 #をその記述の行の先頭に付加してREM化しておいたほうが良いのかも?) ・iceweaselの高速化 @IPv6→IPv4に変更する iceweaselのアドレスバーにabout:configと入力し network,dns,disableIPv6 False の行をクリックして選択し,その後,逆クリックして値を切替えてTrueにする. Ajemallocの有効化 システムツールのPC Man File Managerにて[表示]→[隠しファイルを表示する] を選択後,/home/knoppix/.mozilla/firefox/rcファイル (もしくは/etc/iceweasel/icewaselrcファイルか?) をLeafpad等で開く. export MOZILLA_JEMALLOC = 1 の記述がなければ,追記して保存. パーミッションにて書込み不可であれば,Terminal Emulatorにて suコマンドにてスーパーユーザに変更後,chmodコマンドにてパーミッションを変更してから 上記の追記をしたファイルを上書き保存する. ・knoppixの高速化 LXDEのタスクバーを逆クリックしてAdd/Remove Panel Itemsで不要アイコンを削除すると 動作がやや軽快になる.(Iceweaselも軽快になったように感じる.) swapfileを作成した場合もやや軽快になったような気がする. ・日本語入力と英語入力の切替 画面右下のバーに表示されているアイコン群のうちkeyboardのアイコンをクリックすると 入力を日本語入力の切替可能. ・Terminal Emulatorでのコマンドマニュアル Unix同様に Man コマンド名 にてコマンドのマニュアル表示. 終了はqボタン,カーソルキーの上下等でスクロール可能. ・フリーズ時の対応 [Alt]+[SysRq or PrintScreen]+[b]にてreboot. ・LXDE画面からコンソール画面への切替 [ctrl]+[Alt]+[F2]or[F3]or[F4]でLXDE画面なしのコンソール画面に切替できる. LXDEの画面に戻る際は[ctrl]+[Alt]+[F5]. ・Synaptic エラー対処 Dynamic MMcp ran out of room. Please increase the size of APT::Cache-Limit. Currentvalue:25165824.(man 5 apt.conf). というエラー発生した場合 /etc/aptフォルダに APT { Cache-Limit "50331648"; }; と記述したapt.confファイルを作成する. デフォルトではaptフォルダは書込み禁止になっているのでchmod等で書込み許可をしておく. 意味ないかもしれないが,apt.confも同様にchmod等で許可を与えておいた. apt.confファイルはメニュー→アクセサリ→Leafpadにて作成した. そのほかに/var/lib/apt/listsのフォルダ内にあるftp等のURL等を Terminal Emulatorにてchmodを用いて許可変更し,その後に削除する とSynaptic をエラーなく起動させることができるようになる可能性がある. ・Windowsのフリーセルに対応するDebian package kpat.Synapticにてインストールできる.ソリティア相当のゲームもあり.